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クロスカントリーマシンNRG XCIIの中間サイズ17.5のレポートをお届けしよう。コントロール系はエナジーXCII/プロII共通で、2Dステアリング(2分割ブレーク)を採用している。チップステアリングとメインブレークを一体化し、ブレーク操作の腕の動かし方を変えることによって、より効率的な安全性の高いフライトが可能になる。
サイズが小さくて翼面荷重が大きいので、それなりの機敏性はある。前作までのスモールグライダーに少し慣れたということもあるかもしれないが、ピッチ安定を含めた操作性も明らかに進化している。
エナジーXCIIの大きな変更点は、フォース?で初めて採用されたABS(オートマチック バランス システム)を標準装備とした点だ。ABSはトリマーを開放したり、スピードバーを踏み込んだ時に作動し、ロール安定性を飛躍的に高めてくれる。反面、速度を1〜2km/h減少させてしまうが、アプコは「価値のある妥協である」としている。エナジーXCのリフレックスプロファイルの全面的な見直しにより、ABSを新たに採用したが「前作よりもさらに広いスピードレンジを実現している」とデザインチームは語っている。
スラロームレーシング用のエナジープロ?には、あらゆるスピードレンジでの俊敏性を維持することを最優先にしているのでABSは搭載されていない。
普通に対流が発生しているウィンドコンディションで、9kmの直線飛行(往復で18km)を様々な速度で試してみた。メーカーの言う通りニュートラル時よりもスピードバーを踏み込んだり、トリマーを開放した方が明らかにロール安定が強く、ABSの効果を感じることができた。アクティブなターンをするシーンでは、トリム速度に戻した方が良さそうだ。