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ライズアップは、初期の立ち上がりがやや重く感じられる。キャノピーは軽いが、Aライン取り付け位置がデルタ3より後退しているためと思われる。エアーが入り込む前にAラインを引き過ぎると逆効果となってしまうので注意したい。デルタ4のハンドリングは、とてもアクティブな味付けだ。軽めで乗っても小さくセンタリングができる。ローリングをしてみると、グイグイと切れ込むように入っていくので驚いてしまった程だ。
エアインテークは非常に小さくなりGストリングというラインがインテーク中央を上下につなぐ形で追加された。このラインによりセル数を増やしたのに近い効果があり、理想的な翼形をわずかな重量増だけで作り出している。さらにオゾンが特許を持つシャークノーズは、ナイロンロッドを2本交差させた形状から、1本で理想的な形状を作り出す新世代型にアップデートされた。
ライザーは、EN-DクラスのマントラM7からデルタ4用に改良されたアクティブコントロールライザーを採用。Cライザーの3分の1が引かれるようにプーリーを2個介してBライザーが引かれるようになっている。
翼の剛性はナイロンロッドが後縁まで入り強固で、テンションが抜けて潰れそうになった時でも翼形をしっかり維持してくれる。デルタ4では滑空性能に磨きが一段とかかり、デルタ3に比べ滑空比が0.2ポイント向上し、毎秒12cm沈下が少ないという。その差は1分間グライドすると、7mも高度差がついてしまうことになる。
アクセル使用時、さらに性能差が顕著になる。おまけに最高速は3km/hも上回り、新しいアクティブコントロールライザーにより翼の性能を最大限に発揮できる。コンペシーンでは決定的な差となって結果に表れるに違いない。ちなみにアクティブコントロールライザーの操作は非常に軽く、面白いように2個のプーリーがスムーズに動く。