X-Alpsでの高い競争力
Red Bull X-Alps 2021にXENONで参戦したTheo de Blicは 「Red Bull X-Alpsは天気予報やチーム戦略、体調管理など、様々な要素が複雑に絡み合うレースです。 その中でグライダーは唯一変わらない要素で、可能な限り最高のパフォーマンスを持つグライダーでフライトすることが必要です。 私がXENONを手にした瞬間、その高い競争力を確信しました。 特に高い安定性は大きなアドバンテージになり、どんな状況でも完璧にコントロールが可能でした。この優れた安全性は最大の資産のひとつです。」 と語っています。
ノーズには強度と耐紫外線性に優れたドミニコ20D(34g/㎡)、下面全体と上面の大部分にドミニコ10D(25g/㎡)、上面のトレーリングエッジは軽く強度のあるSkytex27 C2(29g/㎡)、リブはSkytex27ハード(27g/㎡)を採用し重量とコンパクトなパッケージ容量を実現し、耐紫外線性能性にも優れています。
ねじれや長さ変化が少ない8mm幅のスリムなケブラーライザーを採用して、優れた翼のトリム安定性を実現しました。
Bハンドルは6ポジション、8.5cmの範囲でカスタマイズできるので、パイロットの体格やハーネスセッティングに応じた最適なポジションを得ることができます。またB3ラインは可動プーリーにより、Bハンドル使用時でも最適なねじれを維持します。
XENONの開発はスピードに焦点を合わせ、低い迎え角でも優れたピッチ安定性を実現するプロファイルを完成させました。
またバルーニングと圧力分布に注力することで、高速フライトのグライダー変形を最小限に抑えることに成功しました。
エアインテークは高速フライトでも適切な内圧が保つことができるAIR SCOOPを採用、これらの対策により、非常に高い安定性を備えた優れたグライドパフォーマンスを実現しています。